Rare Product

あなたのためのコレクション アイテム

世界で販売されている椅子の既製品は全て塗装品です。

どうして無塗装の椅子を購入できるのでしょうか?

それは注文を受けてからあなたのために作るからです。

それは注文しても半年から一年かかります。

だからこそ、レアなプロダクト。

 

 

 

 

 

 

 

Customizeの薦め

2023 seating collection

新しいフェーズへ。

一つの空間を整えるのに十分すぎる椅子の種類と座面のカスタム。

さまざまな種類の椅子を組み合わせて特別な空間をつくりましょう。

 

 

NEW MODELの発表

no.822 seating collection

 

no.822 chair

 

 


no.822 armchair

no.811 armchair


no.822 seating collection

 

no.811にとても似たこのディテール。

しかしno.811以前のモデルにno.A811と言うシリーズが存在しました。

そのA811をリデザインして現代に復刻させたのが、今回発売されたno.822です。

フレームは無垢バーチ材の曲木によって出来ています。

 

座面と背板にGraphic dot (有孔)を使用したモダン、且ユニークな意匠。

21世紀になって空間に増えたIT関連のツールとも親和性が高く、クラシックデジタル感の中にモダンさがあります。

どこかスカンジナビアン デザインの匂いを感じるのは、この製品のリデザインをストックホルムにあるClaesson Koivisto Rune

architecture and design studioに依頼したからです。

 

すでにこのニューモデルの受注は開始されています。お好みの色・仕上げで注文可能です。

詳しくはTSUKU-HAEまで 

 

 

 

 



 

 

W h a t   C o m e s   N e x t .

 

 

150周年 記念モデル

 

ミハエル・トーネットが息子たちと一緒にチェコ共和国 ビストジツェポドホスティネムに曲木工業 兼 ラボラトリーを建設したのが1861年。それから150年経った2011年。150周年を記念して作られた椅子がno.002です。  この椅子は永遠のモダンクラシックスタイルを持つベスト&ロングセラーモデルno.14をリ・デザインして作られました。このミニマリストで非常に精巧な椅子は、no.14で使用されている6つのピースを、2つに分割して、わずか3つのピースだけで作られています。それらのうちの2つ(ハンドメイドで曲木整形されたパーツ)は全くの同形で、脚、背もたれ、および肘掛けをすべて1つに形成しています。

 

 

 

 


 

座面をカスタマイズ

 

木部の色や座面の素材を変える事で全く違う製品に変わります

 

 

 

 

 

 

Josef Hoffman Designed   

 

no.811 Arm chair

 

 

24 July 2018

Arm chair n.811  schwarz  (debut : 1930)

ジョセフ ホフマン デザイン

 

 

ホフマンがデザインしたこの椅子はミヒャエル トーネットがデザインした曲木椅子をより洗練させ、無駄を排除し、どの時代においてもデザイン的に遜色のない、普遍的シンプルさを伴った椅子として完成しました。この椅子はデビュー当時から愛され続け、現在も当時のままのディテールでミヒャエル トーネットが作ったチェコ共和国にある旧トーネット ビストリッツェ工場でハンドメイドで制作され続けています。

現代のように、ミニマル化をより求める時代においても美しいディテールを持つこの椅子は、トーネット・ムンドス社時代を象徴するアイコニックな曲木椅子とも言えます。トーネット・ムンドス社とは、トーネット社が実質トーネット家の家族経営から離れ、レオポルド ピルッツェル ( ポーランド系ユダヤ人:ムンドス代表)によって運営されるようになった1922年から1939年までの期間です。

本社はスイスにおかれました。1930年にこの椅子はトーネット・ムンドス社からリリースされました。当時、1920年-30年代はトーネットの曲木椅子に影響を受けたドイツのバウハウスで、カンチレバー(曲げスチール)を使った椅子がデザインされ、リリースされましたが、それらの椅子もトーネット・ムンドス社によって制作され、新しい椅子を模索する時代が到来していました。

 

ホフマンはウィーンにある老舗生地メーカー「バックハウゼン(創業1849年)」においても普遍的なデザインをいくつも提供しており、モダンデザインを先駆けた稀有な存在としてアドルフ ロースやオットー ワーグナーらと共に欧州・東欧・北欧において当時、絶大な人気を誇っていましたが、今またモダンデザインの源流を求めるデザイナーや建築家によって見直され、深い考察が行われています。

 

TSUKU-HAEでは、木部の色はもちろん、座面や、背もたれのカスタマイズが可能です。

 

 

詳しくはこちらから→

 

 

 

 

 

裾広がりの理由 (200年の考察)

 

 

 


ご覧の製品はミヒャエル トーネットの代表作 chair no.14です。世界中で約2億脚以上販売されたと言われるこの椅子の持つ構造上の魅力について触れます。

左側の画像、椅子を正面から見た姿も右側の画像、側面から見た姿も共通して4本の脚が八の字に裾広がりの形状をしています。

椅子の脚は地面と接触するパーツですが、この脚が八の字に末広がりになっていることは実は非常に重要な機能なのです。

 

床のレベルは常に平(フラット)であるとは限りません。時にコンクリート打ちっ放しの床や、モルタルのままの床レベルは常に不陸(平らではなく凸凹があること)があり、そのため椅子の脚が地面と垂直の場合、そこにある不陸を拾うと、どこかの脚が地面に届かず浮いた状態になり「椅子がカタカタする」と言う現象が起きます。椅子の場合アジャスター機能などで調整ができない為、椅子の位置を動かして4本の脚が全て地面に設置するように動かす必要があります。「ちょうど良い場所」で椅子の位置が収まれば良いのですが、なかなかそうもいきません。

 

この椅子no.14に限らず、thonetが考案した裾広がりの脚の形状は椅子の自重(椅子だけの重さ)はできるだけ軽くして、そこに座る人の体重がかかることによって脚がバネの役目を果たし、柔らかく広がることで不陸を吸収し、地面に4本の脚が接地できるように作られています。

物流を考えると椅子の重さは軽いに越したことはない。また女性や子供といった力持ちでない人でも軽やかに動かすことができる点も軽さの魅力です。

軽く作っても丈夫であり、荷重がかかることで沈み、不陸に対してアジャストする。そういった機能面から椅子の構造を考え作られています。

使用する際の難点をもデザインに内包させた椅子。それがこの椅子の見えない魅力でもあります。座ると荷重でほんのわずか沈む。これだけで椅子のカタカタが収まってくる。本当によくできた椅子だと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

C h a i r    n o . 1 4        座 面 い ろ い ろ

B A R S T O O L   7 3

 

 

 

BARSTOOL 73

 

 

2019年1月から取り扱いを始めます。

 

L e   C o r b u s i e r   L o v e s

 

 

「1903年のリリース」 

 

ミヒャエルの後を継いだアウグスト トーネットがデザインした椅子の中で後世に最も影響を与えた椅子no.30。SCHWARZ(黒) 入荷しました。

 

この椅子はル・コルビュジエがパリ万博で提案した「エスプリ ヌーボー(新しい精神)」の空間で唯一使用した椅子であるばかりではなく、彼はアトリエでも、書斎でも、自宅のダイニングでもこの椅子を使用していました。

 

又ここ最近、ニューヨークではスタンダード グリル(デザイン:ローマン&ウィリアムス)やパブリック ホテル(デザイン:ヘルツォーク&ド・ムーロン)でもこの椅子が使用されています。

現在のアメリカはウィーンやコペンハーゲン、ストックホルムといった北欧や東欧に、デザインのソースを求めている様子がうかがえるのですべての椅子のルーツであるベントウッド チェアは欠かせないようです。

 

 

115年前にリリースされた椅子が今も新品で買える。オリジナルで、普遍的なデザインの持つ寿命の長さと言えます。ちなみに、この椅子がリリースされたのは1903年ですが、それ以前にアウグスト トーネットはこの椅子のデザインを完成させていました。 当時、アウグスト トーネットはトーネット社の代表であるだけでなく、街の市長も兼任していました。この椅子の生産地、チェコのビステリッツエは彼とトーネット家にとっては、まさにHOME TOWNなのです。アウグストが1873年に造ったVILLA THONETは今もビステリッツエのミヒャエル トーネット通りに建ち、曲木家具会社『TON a.s.』となった旧トーネット ビステリッツエ工場のショールームとして活躍しています。

ル・コルビュジエに愛され、今また活躍中のトップデザイナー、建築家に愛される椅子。   歴史となった椅子は風化することなく、留まることもなく未来に向かって続きます。

 

 

 

E t e r n a l

 

 

U N F I N I S H ...................

 

 

 

例えばJAZZの世界で、最も売れたアルバムはマイルス デイビスの「KIND OF BLUE」だと言われています。

モーダルジャズの代表とも言われるこのアルバムはコード進行よりも旋法を用いて演奏されているので音の旋回が始まると何時間でも演奏できてしまうという不思議さがあります。

直線的な音には行き止まりがありますが、曲線的なループを描く旋律を用いた「KIND OF BLUE」はいつまでも飽きることなく、また時代を超えて愛されるアルバムとして、今でも非常に人気があります。

 

ミヒャエル トーネットが考案した無垢の曲木椅子も同様に曲線的なループを描いたディテールでできていて、自然界ならではの造形が、いつまでも飽きがこない形状として非常に人気があります。

彼がデザインしたこの椅子chair no.14は(1859年の発売以来)「世界で最も売れた椅子」と言われています。

 

売れている事はもちろん、そのプロダクトの人気をはかる一つの目安ですが、一番興味深いのは椅子のルーツです。

 

「chair no.14の前に椅子なし」と言えるほど、この椅子ができる以前の椅子は過剰な装飾をまとった王公貴族のための椅子しかなかったのです。

1800年代、当時市民階級が成長するウィーンにおいて、トーネットによって、はじめて市民のための椅子が誕生した。それがこのno.14と呼ばれる椅子です。 その後、半世紀から1世紀の月日を経て、北欧においてはクリント、タピオバーラ、ウエグナー、ヤコブセン、そしてアアルト。米国においてはイームス、フランスにおいてはコルビュジエ、プルーベ、ドイツにおいてブロイヤー、東欧においてホフマン、ロースといった素晴らしいデザイナーが市民のための椅子をデザインし、デンマークのCARL HANSEN & SON 、フィンランドのARTEK、アメリカのKNOLL, HERMAN MILLERと言った会社で今も製造され販売されています。

 

TSUKU-HAEでは1861年以来、150年以上にわたり世界中にもっとも多くの曲木椅子を提供し続けた旧トーネット ビステリッツエ工場(チェコ共和国、現 TON a.s.)から当時のディテールのまま、そして無塗装のままの製品を特注し輸入しました。チェコ共和国、ビステリッツエにあるこの工場は、トーネットが保有した世界中の工場のうち、現存する最古にして最大の工場です。そして、この座面には当時のようなエンボスの柄はありません。座面から華飾を取り除く。そして塗装をしない。ここがTSUKU-HAE的な仕様です。

座面をシンプルなものに変える。すると150年以上も前にデザインされたものが、今日のミニマルデザインに対して相性の良いものへと変わる。

よりリーズナブルなデザインとなったno.14。

 

 

 

 

 

 

 

 

R E D I S C O V E R

 

 

A W A K E N    O N C E    A G A I N   

 

チェコ共和国にある旧トーネット ビステリッツエ工場(現 TON a.s. )は1800年代に行われたロンドン万博やパリ万博に出展したトーネットのコレクションや、オーストリア帝国が解体された後WW1 - WW2の戦後にかけてのTHONET-MUNDS時代の資料、そしてミヒャエルやアウグスト トーネットの時代の製造機器を現在も保有しています。

 

1861年創業以来、150年以上にわたり世界中にもっとも多くの曲木椅子を提供し続けたこの旧トーネット ビステリッツエ工場(現 TON a.s.)には、曲木椅子に関する黎明期から近代までのすべての歴史があります。

その数々の資料を元にこれからREDISCOVER PROJECTが始まります。旧作の中から、現代のミニマム インテリア空間にマッチするモダンでクラシックなディテールの製品を当時のデザインのまま復刻させます。

TSUKU-HAEもそのプロジェクトに参加しています。

 

これまでアンティークでしか見たことがない製品や、希少な製品がCANE SEAT(籐座面)やLINOLEUM SEAT(リノリウム座面)、

ウィーンの老舗バックハウゼンの生地や、レザーなどをまとって復刻。

 

ご期待ください。

 

 

E X C L U S I V E     E D I T I O N

 

 

B E N T W O O D    C H A I R      w / L I N O L E U M    S E A T

 

世界ではじめて..................................................................................

ベントウッドチェアの座面にリノリウム素材を応用しました。

 

2018 - 2019年度版として、まずは

ミヒャエル トーネットがデザインした C H A I R   N O . 1 4と

アウグスト トーネットがデザインした A I M C H A I R    N O . 3 0

の2モデルをベースに製作します。 

 

この製品はTSUKU-HAEとTON a.s.(チェコ共和國、旧トーネット ビステリッツエ工場)が共同で開発しました。

TSUKU-HAEはこの製品の開発プロデューサーとして参加しましたので、アジア マーケットにおいて、この製品の

総輸入販売元(  E X C L U S I V E  )となります。

 

プロトモデルはすでに完成し8月上旬に日本へ到着。その後、テスト、修正を重ね、日本でリリースする見込みです。

 

S H O W N   :   1 s t .   T E S T   P R O D U C T I O N    (  m o d e l    n o . 1 4 & n o . 3 0  )